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音楽の世界

一週間ほど下痢が続き、ここ最近苦しんでいた。

ただの腹痛だと思っていたものがそのうち
胃が握りつぶされるような激痛に変わり
体中から汗が噴出して息をするのも苦しくなってさすがに異変を感じたところで
韓国人のボランティアの友達に「それ、私も先月なったけどアメーバじゃない?!」と指摘され、ギクッとする。



アメーバといえば何年か前にインドネシアへ旅行へいった時を思い出す。
インドネシア語の初心者サーフィン体験を受講をして
わけのわからぬまま汚い海水をたっぷり飲んで
その後、数分おきに繰り替えず嘔吐と下痢と発熱で
午後には入院を余儀なくされた。

結局せっかくのバカンス、出国日前日ギリギリまでトイレとベットの往復を延々と繰り返し、一人病室で過ごしたあの苦い思い出・・・


下痢をした場合、弁に血液が混じっていたら「アメーバ赤痢」
弁の色が白くっぽければ「コレラ」と言うのは知っていたので
そんな重症な病気ではないとは思っていたが
2回目のアメーバかもしれないとなればなんだかやりきれない気分になった。


病院での検査結果には「もちろんアメーバ」とあった。
近所のカフェテリアで飲んだフルーツジュースが原因のようだ。

日本だとそのカフェテリアを責めるだろうが
この国だとそれを飲んだ自分以外の誰に責任もない。
ここは日本とは違うのに、生活に慣れるとそういう感覚がどうしても欠如してしまう。


原因のせいでこっそりたまに外でフルーツジュースを飲んでいたことがママにばれる。
「みきが飲みたいときはいつでも私が家で作るから外のジュースはもう飲んじゃだめよ」と釘をさされる始末。
 

点滴、注射と繰り返し、ママの手作り人参ジュースも手伝って
なんだか元気になったと思って調子にのって家で溜まっていた洗濯物を手洗いしていたりしたら
今度は脱水症状で病院へ送り込まれて再度点滴を・・


それから2日が経ち、下痢もおさまり元気になったので
チーズたっぷりのパスタを食べて油モノの解禁を自分自身でお祝いをした。
そのおいしさに感動した2時間後にはやっとおさまっていた下痢を再開させてしまい、またベットで蹲る破目に・・


と、グズグズと完治を自分で遅らせてしまい
今もまだしっくりはきていないが
なんとか週末までにはだいぶ元気になった。


なんだか前置きが長くなったが
週末までに回復しないといけない理由があった。


今週の土曜日は、私にとっての重要イベントがあった。
私にとって人生初の「サルサコンサート」。


アルベルト というコロンビアのトロンボーン奏者で構成された
コロンビアのサルサグループ。

103_3822.jpg



サルサのコンサートは、日本の歌手のコンサートのような感じよりは
歌と同等かもしくはそれ以上に演奏がメインになってくるので
ミニオーケストラといったほうが日本人のイメージに近いかもしれない。


103_3818.jpg


とにかく本当に最高によかったのだ。
会場の椅子はあってないようなものでみんなステージ前まででて
私も一番前というよりステージ下に張り付いて彼らを見上げながらウットリ見聴き入ってしまった。


103_3838.jpg



コンサートの様子はこちら。
日本とはまた違ったコンサート風景で
こんなかんじで生演奏が聴ける。

トロンボーン奏者のアルベルトはもちろん素敵で
ティンバレス(ドラム)の男の子なんてまだ19歳だとか・・
ホント素敵だったなー★



サルサ コンサート動画



このコンサートのビデオをみて気が付いた人も多いはず。


中南米の音楽には日本の音楽をひっくり返してもでてこないような
慣れなくもおもしろいリズムがラテンの音楽にはある。


そのリズムの謎について、もともと音楽にまったく詳しくない私なりに説明してみるので
音楽に無縁の人も中南米がなんのことやらといった人も
是非興味をもってちょっと読んでみてほしい。
今まで知らなかったおもしろい音楽の世界がみえてくるはず!



今では中南米の主ともされるサルサ音楽は、キューバやプエルトリコの音楽をベースに、1959年のキューバ革命以降、1960年代にNYの主にプエルトリカンによって生み出されたスペイン語圏の音楽。


その音楽で踊るのがサルサダンス。
プエルトリコはサルサの母と言われている。
有名なサルサのミュージシャンも、プエルトリコとNYが多く、ほとんどはそこで録音されている。


ほかではベネズエラ、コロンビアのバンドが人気を博しているらしい。
キューバでもサルサ系の音楽が大流行しているが、独特なリズムを持っていてそれぞれの国で特色があるようだ。
この独特なリズムというのは、いわゆる彼らの体に染み付いたリズムのことだ。


サルサのリズムは、1234、5678の8つのカウントから成る。
といってもどこでリズムを取るのかは、その感覚をもたない私たちにすれば結構難しいはず。


というのは日本や欧米のの音楽のように、ロックやポップスのような分かりやすくリズムをキープしているドラムやベースがあまりなく、コンガ、ボンゴ、ティンバレスといったパーカッションの複雑なリズムのコンビネーションがベースとなっているから。


その上ベースもウラ乗りというが多いらしく、オモテのビートがなかなか分かりにくい。
それは何もわざとリズムを複雑にしようとしているわけではなく、それが中南米の人に染み付いた彼らにとって心地よいリズム感だからなのだ。


だから私たちにとって個々の楽器を細かく聞くのは難しいとして、こちらの音楽は全体の流れやボーカルを聞くと雰囲気が掴みやすいといったところだ。



つまり、サルサを始め中南米音楽を感じるための「リズム感」というのは
それを彼らのようには持ち合わせていない私たちにはとっても興味深く、魅力でもあるのだ。



あくまでこれは私の感じ方であるが、日本のPOPとされている音楽は歌手が主旋律を歌い、ピアノやドラムがあくまで主旋律のメロディーを壊さないよう、補足的な役割でメロディーを手伝うように滑らかに演奏される。


それに対してラテンの音楽は歌手が主旋律を歌い続けることはなく、むしろ歌も楽器のリズムの一部として機能している。
そして何種類もの打楽器が、それぞれのリズムを刻み、そこにベースや管楽器、歌、ピアノが異なったリズムで演奏して構成されている。


では、その謎のリズムのヒミツに迫ってみよう。


とっても複雑なリズムをサラリと演奏する人達の身体の中に共通して流れているのが「クラーベ」なのだ。
「クラーベ」とは、ラテン音楽全般の中のベーシックとなるリズムパタンのこと。


クラーベというのはスペイン語。
日本語にすると"鍵"。


まさにリズムの鍵。
ラテンリズムの扉を開ける鍵!! といったところだ。



それがコレ。
このたった2小節のこのリズムが全ての基礎になる。
ピアノを習ったことのある人はこの楽譜をみてリズムが踏める人もいるかも?


2_3clave[1]


しかし、私のように幼少時代にピアノをかじったことがある程度の人なら
「なんじゃこりゃ・・・」と楽譜を見てもさっぱりの人も多いはず。


彼らのように体にリズムが染み付いていない私たちには
複雑に思えるこのリズム、手っ取り早く音をきいてみよう!


これがサルサ、サンバ、ソンなどラテン音楽の基礎になる「クラーベ」のリズムだ。

2_3clave.mid



サルサを始め中南米の音楽ははこのクラーベという基礎になるリズムにベースやピアノが加わり、コンガ、ボンゴ、ティンバレスなどのパーカッションでリズムが構成されている。


では、クラーベにそれの楽器が加わったららどんなリズムになるか・・というのがコチラ!
日本の音楽をひっくり返しても似つかないおもしろいリズムが生まれてくる。

latinens.mp3


このリズムににトランペットやトロンボーンなどのホーンセクションが
単発なメロディーを加える形でサルサの音楽が完成される。


私はこの国にきて私の一番の娯楽はサルサを踊ること。
個人差はあると思うが、自覚するかぎり特にリズム感がよくも悪くもない私の場合
習い始めた当初は聴きなれない音楽からうまくリズムが拾えず
123,456・・と音楽にあわせて基本ステップを踏めるようになるのに
足がもつれて数ヶ月かかった。



基本ステップが踏めるようになったあとにぶち当たった壁は「腰使い」。
実際踊り始めて分かったがサルサは腰、肩、胸、首、体全身を使って踊る。
特にクネクネと自由自在に回される女性の腰使いは
やってみると、見るよりずっと難しい。

きっと骨盤あたりの何箇所の間接が外れているのではないかと疑うほどだ。


ということで私はベリーダンスの教室に通うことにして3ヶ月ほど習ってカチカチだった腰を砕こうと試みたが、「興味の無いものは続かない」という分かっていたはずの教訓を再確認するだけに終わった。


そしてサルサを習い始めて1年たった今、
今ぶち当たっている壁がズムを崩して踊る踊り方だ。


ドミニカ人はサルサを踊る人が少ないが
特にサルサが発祥のキューバ人やプエルトリコ人は
見ていてもわけのわからないステップで踊る。


それは一見リズムを崩して踊っているように見えるが
彼らの体に染み付いているリズムでちゃんと音楽の枠の中で踊っているのだ。
一見高度にもみえる踊り方だがリズム感さえ掴めればとっても簡単なのだそうだ。


そんなこんなで踊りを通じてますます音楽には興味がわいてきたところで新たなアイデアが浮かび上がった!
そのリズム感を理解するために音楽を演奏する側に立てばリズムが理解できるかも・・!!?




というわけで先週からドラムを習い始めた。



「あと半年で帰国しないといけないので、半年でサルサが演奏できるようになりたいんです。」
と、口コミで知ったドラムの教室を訪ねてみると「それなら早速今から叩いてみな!」とひとつ返事で陽気にこたえてくれたラモン先生。
現役でコンサートやイベントでドラムを叩きながら気まぐれに教室もやっているといった感じだ。



お猿さんみたいな小さな子供たちがキャッキャと騒ぐ賑やかなクラス。


103_3947.jpg


とはいえ、このお猿さんたちもバチを握れば音楽が乗り移ったみたいに上手にドラムを叩きだす!
そのバチ捌きに「オオオオオッ・・・!」と驚いてしまった。

103_3946.jpg



そして実際始めてドラムという楽器ををたたいてみる。
昔から「ドラムおもしろそうだなー」とは思っていたが
思っていた以上に相当おもしろい!!!!


例えばピアノの場合両手でリズムをとるわけだが
ドラムは右手、左手に右足と左足が加わり
しかもそれぞれが違うリズムをたたくのだ。

103_3965.jpg


習い始めたばかりの私にとっては「演奏」という言葉は程遠く
イメージでいえば「右手あげて、左手あげないで右でおろす・・・」なんていう遊びが昔はやった記憶があるが、
気分はそのゲームに言う事の聞かない重たい両手と両足をもって、苦戦しながらゲームに挑戦しているといったかんじだ。


でも、先生が叩いているのをみていると、途中から先生自体が楽器にみえてきておもしろかった。
「アフリカのリズムはねえ、こんなんで、アルゼンチンのタンゴはこんなんでさ、キューバはさ、、、」と、初日から世界中の音楽の話で夜の8時まで先生と盛り上がった。


103_3961.jpg



というわけで、残り半年をきった私の帰国までの活動以外の目標は
「南米の音楽のリズムを拾えるようになる」ことと
「サルサのステップを自分で作れるようになる」こと!


帰国したら興味のある人、一緒に踊ろう!


最後に私の好きなサルサのOrquesta la Luz を紹介します。
サルサは中南米だけの音楽だと思っている人も多いはず。


日本初のサルサ・バンドであるオルケスタ・デル・ソルに参加していたパーカッショニストの大儀見元をリーダーとして、1984年に結成されたオルケスタ・デ・ラ・ルス(Orquesta De La Luz)は、日本人が1984年に結成したサルサの楽団。
Orquesta De La Luzとは光の楽団(オーケストラ)という意味である。


1989年の夏にニューヨークのサルサ・フィスティバルで成功をおさめ、翌年BMGビクター(後のBMG JAPAN、現Ariola Japan)より『デ・ラ・ルス』でデビューするビルボード誌ラテン・チャートで11週間にわたって1位を獲得し、圧倒的な人気を得たサルサグループ。




各楽器のソロもあるので是非ごゆっくりごらんになってくださいませー!
Orquesta la Luz


サルサは演奏している人も歌っている人も、踊っている人も聞いてきる人も楽しい気分になるのが解るはず。


これを機に音楽の楽しみ方、楽器を演奏している人は音楽性の広がりの一助となれば幸いです。
まずはラテンの音楽に合わせて動かして踊ってみよう!
するとリズムの奥深さが体感できるはず!!!











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コメント

サルセドのおっちゃんです♪
下痢に見舞われ大変やったねえ。今後もお大事に!
おっちゃんも三月と七月に水便に見舞われ、4~5日くらい死んでましたwww原因は不明ですが、アメーバですかね?でも外食は極力意識的に避けてますから、体調不良から来るものかも知れません。まあ一日1~2食で激痩せしてますから、体力消耗ということもありかも。まあ健康が一番ですからお互い気をつけましょう!

サルセドのおっちゃんへ

えー!一週間の下痢があったのに病院にいってないんですか?さすがだい○ょーさん、強いですねー。
でも、正直こんな国に住んでいてお腹を壊さないほうが珍しいですよね。。。

まあでも、コレラには気をつけましょう。
ではでは29日に首都で何年ぶりかに(笑)、その激痩せした!?サルセドのおっちゃんにお会いできるの楽しみにしてます!

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