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活動

今回は私の活動のことを書いてみまーす。



私の住んでいる町プエルトプラタは観光地で
たくさんの大規模ホテルが集結している。


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そのほとんどのホテルが「オールインクルーシブ」というシステムをとっていて、ホテル内の食事や飲み物やアクティビティーは全て宿泊代金に含まれている。

つまりプライベートビーチでくつろいでも大きなプールで泳いでも、バーではお酒も飲み放題、レストランではコース料理を食べ放題・・・
という具合で、ホテル内は全て「無料」なのだ。



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視察で訪れるほんの数時間の間でも
私にとってもそこは非日常の世界で
おもいっきり楽しく、うんと癒されて
まさに南国の夢の国・・・★


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ホテルの敷地内は川が流れていたり橋がかかっていたり
とにかく広くて散歩しようものなら迷子になりかねない。



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敷地内は観光客しかいないので知らない土地で危険な目にあう心配もなく
パスポートやお金を持ち歩く心配もいらず手ぶらで過ごせるという
観光客にとってホテル内は最高のバカンスなわけだ。


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部屋数も300、400とあり種類も豊富。
ルームサービスももちろん無料なので
部屋でゆっくり食事もできる。



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さらに海を長めながらジャグジーでまったり・・なんてこともできたりもするのでホテル敷地内というより、部屋からでたくなくなる人も多いだろう。

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しかしこの「観光客がホテルから外にでない」
これが大きな問題なのだ。


市内にはたくさんお土産やさんやレストランがあるのに、観光客がホテルからでてこないので市内の活気がなくなってきている。


観光客に安心してホテルから市内にでてきてもらって
地元の本当のよさや季節の特産や文化や歴史を
海だけでなく山や川や洞窟などの自然を
市内の観光地を楽しんでもらえるように
この町プエルトプラタをプロモーションをすること。


そしてまたリピーターとして戻ってきてもらえるように
観光資源を開発するすることが私のボランティアの要請だ。



というわけで前置きが長くなってしまったけれど
今回、町歩きするのに一番重要な「地図」を作成。


ノコノコとノート片手にガッツリ日焼けをしながら
街を歩き回って作った地図が完成!



もともと観光省にあった地図がコレ。

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昔の雑誌の切れ端の地図を拡大コピーしたものらしい。
字も線もよく見えない上にもう通りの名前も道も変わり果てていた。
が、スタッフは平気で観光客に配っていた・・


そういうわけで今回市内の地図を作成。

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市内の観光地はもちろん、レストラン、ホテル、ネットカフェ、ギフトショップ、教会、薬局、銀行、本屋からアイスクリーム屋さんまで、民家以外のほんどのお店を網羅★
時間の目安を計るためにも一日モデルコースサンプルも付け加えて、初めてでも一人で街歩きのできる、かわいい地図ができましたー!

観光省にはもちろん
旅行代理店やガイドさんたちに配布予定。




そしてもうひとつ、外出するために重要なツールとして「交通機関」が重要になってくる。
というわけで首都行きなどメインとした県外移動の交通手段の時刻表を停留所の地図を加えて作成。

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そして観光客がメインで利用するタクシー。

運転手さんたちは陽気なのはいいのだが
あわよくば観光客からちょっとでも高くお金を取ろうとするので
TAXI会社へお願いして、正式な観光客に対する料金表を一般に公示。

内容はプエルトプラタ市内から県内、全国内のメインの観光地までの料金表を作成したもの。
利用の多い県内の国際空港やホテルに設置予定。


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バイクタクシーは地元の人の利用が多く、距離によって大体の感覚で支払うので公式料金が決まっていない。
その上、免許を持っていないのに運転したり、観光客からは倍以上料金をぼったくっていたりするケースもある。

というわけで今回、市役所が規定している運転手のジャケットの色や許可証など
正式なバイクタクシーの情報を提示して、市役所に相場の料金を規定してもらい観光客に公示。

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そしてルートタクシー(日本でいう巡回バス)。
ボロボロの乗用車だが町をグルグルと走っていて
タクシーの10分の1ほどの値段で移動できるので
バックパックを背負った観光客が乗っているのもよくみかける。


しかし実際のところ地元のドミニカ人もそのルートをよくわかっておらず
観光省も全く把握していない。
特に停留所がないうえに料金も適当なので
これも役所の交通課に依頼してルートを開示。

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例えば町の中心に位置する私の配属先の観光省。
せっかく市内散策にでてきた観光客がいてもスタッフの対応はこんなかんじだ。



例えば「首都にいきたいんだけど最終便は何時ですか?」と観光客が尋ねてきた場合。


スタッフA 「最近私首都には行ってないからわかんないなー」
スタッフB 「私もー。とりあえずバス停にいけば一日に何本かはでてるんじゃない?」
スタッフc 「あ、噂によると最近なんか値上がりしたらしいよ。」 
スタッフA 「え!?知らなかった!いくらになったのかしら・・」
スタッフB 「あ、最近うちの姉が首都にいったって言ってたからちょっと今電話で聞いて見るわ」



・・・スタッフB、携帯電話で家族に確認中・・・



スタッフB 「あーお姉ちゃん?元気?あのさー首都の行きかたわかる?時間とか料金とかさ。
       え?結局雨が降って行ってないの?そっかー、わかった。ところで週末何してたの?
       私は海行ってさー!偶然イベントやっててすごい楽しかったのよ。」 
スタッフA 「えー!どこのビーチで?!!」(電話に割り込み・・)
スタッフc 「あー、知ってる!なんかコンサートあったらしいね、無料の。」
スタッフA 「ええええ!無料ぉ!!!?」 



 
・・・観光客、完全放置・・・・・





といった対応だ。
前職で旅行代理店に勤めていた私からしてみれば
その対応はビックリ・・・。




しかし自由奔放なドミニカ人の性格を変えるのは無理なので
せめて案内できるツールを・・
自分が帰国して終わりにならないような方法を・・
と思いながらやっています。




そして同時進行でやっているのがお土産品の開発。


ここ観光地では「輸入」されたお土産品がでまわっている。
そして観光客はホテル内でお土産も済ませてしまう。


しかし町にはたくさん畳2畳くらいの広さの作業場や
自分の家の一室で一生懸命工芸品をつくっている人たちがいる。
そのほとんどの素材が地元の自然のものであったり
そこに地元の文化や歴史があったりする。


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彼らの工芸品のプロモーションや開発も私の活動のひとつにしている。
例えばコレはココナッツの殻から作ったネックレス。

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これは牛の角で作ったネックレスとピアス。

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最近の新作がコチラ。
この地域でたくさんとれるこの木を使って何か作ろうということで・・

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松脂で型をとって貝殻やココナッツでデコレーションし
地元でとれる自然の素材だけにこだわって作った指輪。

カワイイー!

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そしていま試作品にとりかかっているのがコレ。
コーヒー豆やトウモロコシ、ドミニカ共和国で主食とされているマメ類を
松脂で固めて作ったコースター。

これもカワイイ!

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一方で、貧困地域の子供たちで
手作業で何日もかけてコーヒー豆やフルーツの種で
アクセサリーを作っているグループがある。




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どうやらここは以前カナダからのボランティアが入っていたようで
お土産品の完成度が高いが、まだプロモーションがこれからという段階で
ボランティアが任期を終えて帰ってしまったようだ。
つまり「売る場所」を探しているといった状態だ。


観光を通して、この国の貧困問題に少しでも携われないかと考えていたので
私のできるかぎりのことを協力していきたいと思っているところ。



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以前私は旅行代理店で会社員として働き
プロモーションの中の「販売業務」を中心にやっていた。


今も国や立場は違っても同じ「観光」の枠の中で働いているが状況はだいぶ違う。


漠然とした要請内容はあっても、取り組む課題や働く相手はゼロの状態から自分で探して選ばなければいけない。
そしてそれに取り組むための方法を模索して自分で「企画書」をたてて
国にその「予算」を申請し、違う文化と言語を持った人たちと一緒に「実施」して「報告」する。
それを2年間という期間の中で自分が組み立ててやっていく。


そして一番大きく違う点はルールや責任がなく「失敗してもいい」ので、周りの理解があれば
自分の思いついたことは何でもやってみていいのだ。


任地に初めて来たときには全く言葉もわからなかったし
私の任地には日本人は誰もいなかったので
唯一頼れるのは辞書だけだった。


とはいえ、辞書を握り締めていたところで
会話も早すぎて単語の一つさえ聞き取れずに
結局わけのわからないままという日の連続で
一日一日を過ごすことだけで精一杯だった。



この状態でどうやって「活動」していけばいいのか
焦りや不安もあったけれど
周りのドミニカ人の助けと協力のおかげで
1年ちょっと経った今、少しずつ流れができて形になってきた。



そして1年と3ヶ月が経って今、随分活動環境が変わった。
私の任地で日本政府が4年がかりの観光プロジェクトが始めたのだ。


日本からインターナショナルコンサルタントや
専門家の人たちが観光省にきて一緒に働くことになった。


私はボランティアなのでプロジェクトの一員ではないのだが
同じ観光省内で働いているし、方向性も同じなので協力し合って
いい関係を築きながらやってきたいと思っているところだ。


というわけで以前とは違って観光省内では日本語が飛び交っているし
会議となるとドミニカ人、日本人、アメリカ人、カナダ人、コロンビア人・・・
と、多国籍の人たちが集まる。

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この国にきて、日本人を含め多国籍の人と一緒に活動することになるとは思っていなかったが
彼らは私のようなボランティアとは違ってプロフェッショナルなので、いろいろ学んでいきたいと思っている。


先日もプロジェクトのプレゼンテーションがあって
プエルトプラタ県内から役所や政治関係、観光関係者など200人もの人たちが集まった。


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経験も知識も浅い私一人では全く思いつかなかったことや
予算的にも不可能なことをプロジェクトはバンバンと捌くようにやっていく。
今後は一緒にコラボして協力できる部分は前向きに。一方でボランティアだからできること、プロジェクトには目の届かない部分を私が拾っていきたいなーって思っている。




以前、光栄なことにこの国の大統領にお会いした。
「君は日本からのボランティアだね。」と、私の活動のことを気さくに質問してくださった。

彼はこの国で初めて「貧困地域」から誕生した大統領だ。
とても光栄で貴重な体験だった!



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先日、プエルトプラタの大学の先生とジャーナリストとの人とラジオに出演した。

今の私には「観光」についてスペイン語で流暢に話せる語学力も知識もないのに
生放送だというから心配だったけれど、まじめな感じで始まった番組もやっぱりドミニカ人。

いつものノリで話は途中でくだけながら「日本ってどんな国?」から「ところで彼氏いるの?!ドミニカ人はどう?ハハハ!」など自由奔放に広がってなんだか楽しく終わった。


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そんなこんなでこの国にいるのも残り8ヶ月。
こんな機会はもうないだろうし
活動も生活も楽しく過ごして
無事日本に帰りたいなーって思う。







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コメント

パラグアイからのコメント

良いブログ!

地図にお土産に素晴らしい活動だね!

僕もがんばろってパワーをもらったよ。

すっかり現地人化してるミキチャンに乾杯!

みんなに日本で会える日を楽しみにしてるよ~

きくちゃん

パラグアイからコメントありがとう!
そちらはどう?
パラグアイ組はみんな元気にしてる?

日本で会うの楽しみやね!
きくちゃんもたまには近況報告してよね!

きくへ
あんまりパラグアイでアホやるなよwww
ところでおかん元気か?
トラネコより

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